ホーム > 出版 >

Publish出版

真の政治主導〜復興大臣617日

■465頁
定価 1800円+税
発行所 中央公論事業出版
〒104-0031 中央区京橋2-8-7 読売中公ビル2階
Tel 03-3535-1321

書籍の内容を一部公開中

真の政治主導〜復興大臣617日

本書の主な特色を挙げれば、以下のとおり。
第一に、自民党が政権に返り咲き、民主党政権下の復興政策が、大転換された。最初が肝心とはよく言うが、年末年始を返上し、ファースト31デイズにどのように勝負をかけたのか、その舞台裏と原点となった被災地での経験が生き生きと紹介されている。

 第二に、真の政治主導とは何か。政治家を医師に例えると、患者の話を聞き、病気を診断し、処方箋を書き、治療できるのが、よい政治家だが、民主党は、政治主導を掲げ、政治家が前面に出たものの、患者の話を聞くことはできたが、政と官の信頼関係を損ない、診断も治療もできなかった。これに対して、復興大臣自らが、政治家として現場主義に立脚した診断を行い、住宅再建・復興まちづくり、産業復興戦略、健康・生活支援など、省庁横断的な課題を次々に打ち立て、霞が関の司令塔となった。そして、政と官のガバナンスを再構築し、官僚を実行部隊として使いこなし、治療、すなわち復興加速化を成し遂げた。そのために駆使したタスクフォースや、新しい東北の創造をはじめとする、巧みな真の政治主導の術が、随所に紹介されている。

 第三に、復興大臣や復興庁が、他の伝統ある他の省庁と比べて、極めて異質な存在であることがよく分かる。一般の省庁であれば、縦割りの所管で、各省庁生え抜きの事務方により、ボトムアップで運営されるのが一般的である。しかし、復興庁は、復興に関することなら、所管というものがなく、霞が関全体の司令塔となる。生え抜きが一切いない官民の混成部隊であり、多士済済である半面、統率は難しい。そうした中で、復興が加速化したのは、復興大臣によるトップダウンで、復興庁を引っ張り、更に、霞が関全体に号令をかけたことが大きい。それらが、抽象論ではなく、実例として、数多く語られている。
 
 第四に、福島出身の初の復興大臣として、福島特有の問題に光を当て、福島ふるさと復活プロジェクトの創設から、中間貯蔵施設の建設に至るまで、福島の再生にかかる並々ならぬ思いや取組が紹介されている。
 
 第五に、復興は、とかく印象や断片的な情報だけで、遅れていると語られることが多いが、用地取得率がわずか1年で49%から89%に向上するなど、復興の加速化が、時間軸に沿ってしっかりと進んでいることが、データに基づき、分かりやすく整理されている。復興はまだまだ道半ばであるものの、政府の復興施策については、報道機関の調査によると、約9割の首長が評価するなど、政権交代の前後で、被災地の評価が大きく改善していることも頷ける。
 
 最後に全体を振り返ると、これまで表で語られることの少なかった復興の実相が凝縮されており、政府がどのように復興に取り組んだかを振り返る歴史書としての役割も期待されよう。


第1章いきなり全力疾走
第2章福島から国を動かす(進まぬ復興)
第3章加速する復興
第1節 住宅再建・復興まちづくり
第2節 産業・生業の再生
第3節 福島の復興・再生
第4章「真の政治主導」
第5章東京五輪と復興
第6章「真の政治主導」の原点
~「アジア・ゲートウェイ構想」
あとがき
自民復権

■新書判  208頁
定価 780円+税
並製本
発行所 幻冬舎
〒151-0051 東京都渋谷区千駄ヶ谷 4-9-7
Tel 03-5411-6211

自民復権

この国の姿に、将来に、日本人の多くが行き場のない閉塞感を抱いている。
小泉改革路線は経済改革を主導する一方、社会に歪みをももたらした。

国民にとって聞こえのよいスローガンが連呼される今、たとえ痛みが伴おうとも真に必要な政策を断行することにこそ、政治家の本懐はあるのではないか。

新しき自民党を担う二人の政治家が、環境、農業、社会保障という三つのキーワードを通して、日本再建の道筋を具体的に提言する。

田原総一朗

進取の気性に富んだ二人の政治家が描き上げた〝新しい日本〟に、私は鳥肌が立った。


第1章今、日本が直面する政治危機と課題
第2章失われた20年を振り返る
第3章未来を見据え、環境分野に集中的投資を
第4章森と水田の国、日本へ
第5章創意工夫で競争力のある農業林業を
第6章年金制度は決して破綻しない
第7章アメリカ型と一線を画した社会保障を
第8章時代の変化に応じた子育て対策を
第9章少子化対策は、雇用、医療改革と同時
第10章保守の政治復権
第11章共生、助け合い支え合いの日本
日本再生 構造改革の全貌 - 政治家根本匠の生き方II -

■A5判  224頁
定価 1200円+税
並製本
発行所 径草社
〒194-0033 東京都町田市木曽町1210(イ15-107)
Tel/Fax 042-791-7728

日本再生 構造改革の全貌 - 政治家根本匠の生き方II -

この一年、根本匠は休むことなく走り続けた。
内閣府副大臣として、総理大臣補佐官として、首相と4人の大臣を支え、経済財政、国民生活、行政改革、道路関係公団改革、構造改革特区、産業再生、食品安全の7つの分野の改革に邁進。政策実行型の政治家として、政策本位の政治を貫いた。

「政策本位の政治」を目指して10年。政治家としての活動範囲は、外交を含めほぼ全分野に拡大、救急救命士の業務拡大、小児科医臨床研修制度の必修化、聴覚言語士、理・美容師、保育士、管理栄養士の国家資格化など、最前線のテーマを発掘し実現する「政策請負人」としても活躍中だ。

初当選から10年。経済再生のカギを握るポストに就き、脂が乗った衆議院議員根本匠の精力的な活動を余すところなく描いた『政治家根本匠の生き方』の第2弾。


第1章内閣府副大臣兼総理大臣補佐官に就いた根本匠の、「超」が付くほどの激務ぶりを、様々なエピソードを交えながら紹介。
第2章内閣府副大臣兼総理大臣補佐官として担当している「経済財政」、「行政改革」など7分野の構造改革の真髄に迫る。
第3章構造改革の全体像を紹介するとともに、その本質と進捗状況を解説。「小泉改革が遅れている」との批判への反論を実証的に行う。
第4章「政策は知恵、政局は心」をモットーとする根本匠が語る政策と政局。
日本経済起死回生トータルプラン

■242頁・1200円(税別)
(株)光文社発行

日本経済起死回生トータルプラン

負の連鎖を断ち切るサバイバル政策

■四騎の会 日本経済再生策がことごとく失敗し、すべての方法論がまったく通用しない現在、もう政策立案を官僚に任せておけない。無党派層からも支持ある四騎の会が、ここに「日本経済トータルプラン」を最終提案いたします。


四騎の会
日本経済起死回生トータルプラン

■A5判・258頁・1600円(税別)
(株)テラ・コーポレーション発行

政治家根本匠の生き方

街こおりやま

■根本匠・平田淳裕著 根本匠氏は、福島二区選出の代議士で現在2期目だが、現役の政治家が自説を公刊するには、かなりの自信と勇気が必要である。政治の世界は絶えず動いており、今日と同じ明日はないだけに、信条なり政策なりを活字として残すことは、相応のリスクを伴うからである。

それを承知で、全6章にわたって自らの信条や執るべき政策を堂々と開陳したのがこの本。(副題に政策本位の政治で日本は変わる)とあるが、この本は具体的提言に満ち、空虚な観念論は微塵もない。

政治家根本匠を知るうえで、格好の書といえよう。