衆議院議員 福島2区(郡山市、二本松市、本宮市、大玉村
2010.07.18

参議院選挙を振り返って

 今回の参議院選挙の結果でわかったことは、国民の間で「民主党政権 が続けば日本は沈没する」という危機感が臨界点に達しているというこ とです。

  政権交代から10ヶ月、ここまでの民主党の政権運営を振り返ってみ ると、沖縄の米軍普天間基地移設問題や日米関係など特に外交安全保障 で著しい無責任さを露呈しました。前首相や前幹事長の政治とカネの問 題では、野党時代とはうって変わって、党を挙げて説明責任を放棄し、 最後まで国民を無視して逃げ続けました。まさに言語道断です。

  誰の目にも明らかに迷走していた外交・安保や政治とカネの問題だけ でなく、内政でも非常に乱暴かつ稚拙な政策が実行に移されてきまし た。特に、財源の裏付けのないマニュフェストは「ばらまき」そのもの で、将来に禍根を残す歴史的な異常予算といえます。

 例えば子ども手当、給食費無償化、待機児童解消の問題。同じ事業費 を使うにしても、これまで自民党が主張してきたように保育所整備など より効果的な税金の使い道があるにもかかわらず、民主党が必死に取り 組んできたのは、一方的なばらまきだけでした。

 「10アールあたり1万5千円を交付されているから」として、農家 の売り渡し価格が下げられ、さらにまた税金で補填するという矛盾に満 ちた農家戸別所得補償制度もありました。

 事業仕分けで公務員叩きのパフォーマンスをテレビで繰り広げる前 に、子ども手当、農家戸別所得補償制度、それに高速道路料金無料化を 含めた民主党の三大政策こそ、事業仕分けが必要なのは明らかです。こ うしたバラマキに目をつぶって「一番じゃなければだめなんですか」な どと口先だけで「改革ごっこ」をするのは明らかな争点ずらしといえる のではないでしょうか。

 第三に、露骨な利益誘導と恫喝の政治が行われました。予算審議の前 に、公共事業の箇所付けを民主党の地方議員だけに公表するという露骨 な利益誘導は忘れることはできません。各種団体を民主党に靡かせよう として、こうした恫喝を繰り返す姿勢を放置すれば、このままでは、日 本は独裁国家になってしまいます。

 暗い懸念ばかり書き連ねましたが、おかげさまで、自民党は今回の参 議院選挙で51議席をいただき、復調の兆しが見えてきました。残念な がら、現時点ではあまりにふがいない「民主党への批判票」としか見ら れていないでしょうが、我々は雌伏のときと考え、着々と戦闘能力を磨 き、蓄え、優秀な若い人材の育成も本格化しています。「言論の府」と しての国会で、国民の代表が後世にも恥ずかしくない堂々とした議論が できる準備が整いつつあります。

 皆様の不安や期待を私もひしひしと感じています。一段と実力を磨 き、次に備えて挑戦を続ける所存です。よろしくお願いします。