衆議院議員 福島2区(郡山市、二本松市、本宮市、大玉村
掲載 : 福島民報 2000.3.19号
2001.03.04

もののふの心を取り戻せ

後援会便り

古賀誠幹事長に申し入れた後、平河クラブで記者会見

今日3月5日、私は内閣不信任決議案を採決する本会議に出席し、「青票」を投じ、否決しました。

本会議終了後、自民党の古賀誠幹事長を訪ね、「日本の明日を創る会」有志15名が署名した決議文「もののふの心を取り戻せ」を手渡し、申し入れを行いました。

昨年11月の内閣不信任案を採決する本会議は欠席し、森総理に対し「ノー」を表明したのに、なぜ、今回の不信任案に対しては、出席して否決したのか、という質問が寄せられますが、明らかに状況は一転しています。

いわゆる「加藤政局」では、森総理を変えるためには、野党の提出した不信任案にのる以外手立てがありませんでした。手段が限られていたのです。

この時は、自民党のなかに、広く、多くの同志を確保できなかった戦略上のミスが重なり、確かに失敗に終わりました。しかし、「第一幕」は閉じても、それは決して単発の「一幕物」ではなかったのであり、継続して今日にいたっています。

まず、今回の不信任案と、可決される可能性のあった前回の不信任案とでは、政治的意味合いが全く異なります。

3月2日、衆議院で野党による予算案組み替え動議を否決し、政府予算案を可決しましたが、本来であれば、野党にとっては、その時点が、まさに不信任案提出の唯一のタイミングのはずです。にもかかわらず、土、日をはさんだ本日5日に提出してきました。明らかに、自分たちの宣伝材料にするために、党利党略のために不信任案を利用したのです。

さらに、政治もやはり生き物であり、状況は大いに変わってきています。

私達は、自民党の党改革、日本の建て直しのため、また党の自浄作用がいまこそ発現することを求めて、一貫して森総理にノーの姿勢を貫いてきました。

今、森総理退陣のうねりは、確実に拡がり続けており、自民党の自浄作用、解党的出直しの第一歩として我々自らの手で総理を変えることができるところまできています。

どうぞこの動きを注視し、流れを大きくして戴きたいと思います。

もののふの心を取り戻せ

もののふの心を取り戻せ

一、 森総理は、現下の緊急事態に鑑み、自らの出所進退を速やかに明らかにすべきである。
一、 森総理の現状に対する認識の表明がなければ、我が党に対する国民の不信感は増々増大する。
一、 国民を代表する総理として、また多くの同志を束ねる自民党総裁としての潔い決断が、今まさに求められている。

平成十三年三月五日

日本の明日を創る会有志

石原伸晃、根本匠、塩崎恭久、平沢勝栄、渡辺喜美、
佐藤勉、菅義偉、田中和徳、山本公一、宮腰光寛、
奥谷通、河野太郎、小此木八郎、岩永峯一、山口俊一